価値創造ストーリーの質を高める
「経営デザインシート」で、自社らしさを描く 

資源、ビジネスモデル、提供価値

開催要領
2024年 経営デザインシート(KDS)活用の統合報告セミナー

  • 主催者:WICIジャパン
  • 開催日時:2024年2月~2024年5月,1回約2時間 ( 13:05から14:50, 18:30~20:30) 全5回開催
  • 開催場所:ZOOM
  • 対象:統合報告書等を発行している企業・今後の発行を検討している企業、これら企業の担当者、WICIジャパン個人会員
  • 募集人数:10~40名程度
  • お申し込み期限: 2024年3月4日
    1回目を録画視聴、2回目からライブ参加となります。
  • 受講費用(全5回分,消費税込み)
     法人会員 1枠 3万円(1企業から2名まで)
     個人会員 1名 1万円

     非会員法人1枠 6万円(初回参加,1企業から2名まで)
     非会員法人1枠 4万円(参加経験あり,1企業から2名まで)

     ※経営デザインシートを使った社内対話を体験いただくため、1法人から2名(以上)でのご参加をお願いします。
     ※1企業から3名以上ご参加の場合、人数に応じた枠数でお申し込み下さい。
     ※お申し込み後、部門に新任の方の着任などありましたら、人数増でも追加料金なくご一緒に受講いただけますのでその時点でご相談ください。
     ※同一のグループ企業(連結)内の異なる企業や部門からのご参加も歓迎します。
     ※非会員の法人で、過去に経営デザインシート活用のWICIジャパン統合報告セミナーに参加したことのある法人様は、割引料金(4万円)で参加いただけます。
     ※恐縮ですが、現在、適格請求書発行事業者の登録を受けておりません。
  • 合同開催:第1回、第2回及び第5回は、並行開催する支援会社向けのセミナーとの合同開催となります。
  • 時間帯:初回と最終回を夜、他の3回を日中の午後の開催とし、業務として受講しやすい環境を整えました
  • ご準備:Zoomの接続環境をご準備下さい。各回のワークでGoogleフォームやGoogleスプレッドシートを使います。GoogleにログインできるメールアドレスやPCをご準備下さい。
     社内ネット環境のご都合でGoogleのツールにアクセスできない際は、お手数ですが個人スマホとキーボードなどでご対応ください。
    このGoogleスプレッドシートにアクセスし、空いているセルに文字入力できれば問題ありません。
    https://docs.google.com/spreadsheets/d/14c_QBlXxP1kpC7k2WWl59GonWgx6lT9WolvSp6AoLXY/edit?usp=sharing
    ※事前の操作テストのご希望がある場合、お知らせ下さい。(wici-j@kval.jp)
  • 同時開催の支援会社向けとの関係
     制作支援会社、監査法人、コンサルティングファームの方は支援会社向けを受講ください。 
     事業会社のIR, 広報, 経営企画等の方はこちらの事業会社向けをご受講ください。
     企業グループ内の制作支援ご担当者は支援会社向けでも、こちらの事業会社向けでも、どちらでも問題ありません。
     金融機関・投資家で自社・自行の経営企画やIRに主眼がある場合こちらの事業会社向けを、融資先や投資先のサポートを担当なさる方は支援会社向けを受講ください。
  • オプション(任意参加、追加料金なし)
     経営デザインシートで質の高い価値創造ストーリーを描くことは、部門間のコミュニケーションを深め、統合思考の実践に役立ちます。
     人事部門とのコミュニケーションを深めたいとお考えの参加企業様は、2024年4月24日 13:00 – 15:00 のオプション回にて、人事部門のご担当者とご一緒に、ゆうちょ銀行殿の事例を聞き、他の企業の方を交えて、質疑、さらに対話いただけます。
     知財部門とのコミュニケーションを深めたい参加企業様は、2024年4月11日 13:00 – 15:00 のオプション回にて、知財部門のご担当者とご一緒に、鈴木健治氏からの統合思考による特許情報の開示例の発表をうけて、他の企業の方を交えて、質疑、さらに対話いただけます。

統合報告セミナー [事業会社向け] お申し込み

お問い合わせ:

統合報告セミナー 運営担当 鈴木健治 wici-j@kval.jp

(WICIジャパン事務局 wj-info@wici-japan.com)

開催趣旨 〜企業の価値創造とサステナビリティーをつなぐインタンジブルズの重要性〜

2024年1月

WICI グローバル前会長

WICIジャパン 常務理事

住田 孝之

 今や700社を超える日本の大企業が統合報告を公表し(※1)、その数は世界でも最多レベルです。数年前には、評価が低かった質の面でも、WICI ジャパン 統合リポート・アウォードの審査の講評にもみられるように、優れたものが増加していることは間違いありません。

 それでも海外からの評価では、辛口のものも依然として存在するようですが、その原因は、売上高利益率や、簿価と時価総額の比率であるPBRという財務的な結果が、価値創造に関する説明を十分に説得的なものにするレベルになっていないことが一つの原因であるように思います。

 将来において企業が創造する価値は、社会価値、環境価値なども含むものであり、今や投資家による企業の評価である時価総額においてもそれが一定程度反映されています。では、企業の本来の価値創造の実力について、統合報告書等を通じて投資家により説得的に伝えるにはどうしたらよいのか。ポイントになるのは企業固有の価値創造メカニズムが図だけでなく、ストーリーとして説明できていない点ではないでしょうか?

 特に、個々の独自の価値観に基づく価値創造に向けた、自社特有の無形資産インタンジブルズ)を活用のされ方や、それがどのように実際の価値に結びついていくのか価値創造メカニズム)のストーリーが明確でないものが多くあります。

 担当部門だけで報告書を作るのではなく、社内外との幅広い対話を通じて、それらを明確にし、どのような言葉で伝えたら理解されるのか、を意識することも大事です。

 こうした状況を克服して、自社独自の価値創造ストーリーを明確にした質の高い統合報告にするためには、自らが何をしたいのか(価値観やパーパス)、その実現のために、どのようなやり方(ビジネスモデル)で価値創造をしていくのか、そのためにマテリアルな要素(資源[リソース],特にインタンジブルズ)は何か、ということをわかりやすく結びつけて説明する必要があります。そのための恰好のツールが「経営デザインシート(KDS)」(内閣府が2018年に公表※2)です。

 このセミナーでは、KDSを活用しながら、企業がパーパスを明らかにし、サステナビリティ要素を含む将来の価値創造のやり方、それに必要なリソース(インタンジブルズ)を描く方法、社外のステークホールダーと対話していく方法を体得していきます。

 インタンジブルズを特に強く意識してきたWICIならではのセミナーです。

 インタンジブルズは、財務資本や有形資産と異なり、中長期にわたって企業に蓄積されてできるものであり、他者が簡単に真似できるものではありません。知的財産権はその一例ですが、企業文化リーダーシップチーム力顧客・取引先や従業員との信頼関係コア人材など、人的資本を含む幅広いものが価値創造を他社と差別化するインタンジブルズです。

 経営デザインシートを描き、それをベースに対話することで、自社の価値創造ストーリーと、そのために必須なインタンジブルズ(とその役割)が認識できます。経営デザインシートの作成を通して、統合思考に馴染み、価値創造ストーリーを明確にし、統合報告の質とともに経営全体の質を高めていくきっかけを、セミナーに参加されたみなさんがお持ち帰りになることを期待しております。

※1 KPMGサステナブルバリューサービス・ジャパン「日本の企業報告に関する調査2021」p.65

https://assets.kpmg/content/dam/kpmg/jp/pdf/2022/jp-corporate-reporting-20220406.pdf

※2 首相官邸HP 経営デザインシート ー経営をデザインするー

https://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/keiei_design/siryou01.pdf

 経営デザインシートは、コーポレートガバナンス・コードを改訂した東京証券取引所からも、知的財産への投資に関する開示の質の向上のためのツールとしても期待されています。 
https://faq.jpx.co.jp/disclo/tse/web/knowledge8347.html

プログラム
WICIジャパン統合報告セミナー2024[事業会社向け] 

(講師の敬称略,演題等は変更の可能性があります)

  • 第1回、第2回、第5回は並行開催の作成支援会社向けとの合同開催です。
  • ワークは、時間内に作業いただく内容です。
  • 振り返りは、各回講義後、価値創造ストーリーの質を高めるために、次回までに振り返って頂きたい内容です。
第1回(終了しました。録画視聴となります)
2024年2月14日(水)18:30 – 20:30
演 題 経営デザインシートで描く自社の将来
講 師 住田孝之氏、高橋佳子氏

ワーク 自社グループの経営デザインシートを、自由に、自社らしさがでるように作成する(入力フォーム版)

振り返り: ビジネスモデルは、どの資源を、どのような提供価値へ変換するのか。その価値創造ストーリーは自社らしさを言語化できたか。
第2回
2024年3月6日(水)  13:05から14:50
演 題 海外事例から学ぶ 統合思考の実践
講 師 三代まり子氏

ワーク 自社グループの主力製品・サービス(アウトプット)を意識して、自社の経営デザインシートを作成する(Excel版)。

振り返り: 海外事例を参考とできたか。また、ビジネスモデルが生み出す主力製品・サービス(アウトプット)やその体験は、その顧客や社会・環境に価値をもたらすか。
第3回
2024年3月21日(木)  13:05から14:50
演 題 統合報告書作成におけるKPI抽出のポイントとWICIのフレームワーク
講 師 戸崎豊氏

ワーク 自社グループの主力品や、サステナビリティ貢献製品・サービスがもたらす長期的な成長と利益

振り返り: 主力製品・サービスや、サステナビリティに貢献する製品・サービスは、長期的な価値創造となり、成長と利益をもたらすか。成長等の進捗を確認できるKPIsは何か。
第4回
2024年4月18日(木)  13:05から14:50
演 題 サステナビリティのリスクと機会から利益率と市場規模を見込む
講 師 鈴木健治氏
ワーク マテリアリティ、機会、製品・サービス(サステナビリティ貢献品)、そのための資源(インタンジブルズ)と提供価値を一覧表にする。

振り返り:サステナビリティ貢献品の提供価値は、長期的に、市場規模とサステナビリティを同心円に結びつけ、従業員エンゲージメントを引き出すか。サステナビリティ等のリスクはリターン(利益率)と見合っており、機会は将来の市場規模をもたらすか。
第5回
2024年5月23日(木)18:30 – 20:30

成果発表会 受講者 自社の個性であるインタンジブルズで価値創造を継続する(作成した経営デザインシートを使いながら発表)
コメンテーター: 住田孝之氏、高橋佳子氏、鈴木健治氏、機関投資家の他、WICIメンバーから参加予定
  • 各回とも、座学(講義)は1/3程度です。毎回、KDS作成等のワークがあります。
  • 第5回(本セミナー終了後) 経営デザインシートの活用や、統合報告、統合思考の実践について、受講者に発表いただく機会を作っていきますので、開示や対話について良い手応えが得られましたら、セミナー運営の事務局まで教えてください。
オプション(任意参加)

・事業向けコースにご参加の企業様がお申し込みいただけます

オプション1 人的資本
2024年4月24日(水)13:05 – 14:30

ゆうちょ銀行 人的資本の開示〜ゆうちょ銀行の人的資本開示プロジェクト事例〜
オプション1ご参加者は、自社グループの人事部門の方とご一緒にご参加ください
ゆうちょ銀行のプロジェクト事例のお話しに刺激を受けて、人的資本と価値創造について質疑や対話をします。

オプション2 特許権の開示
2024年4月11日(木)13:05 – 14:50

鈴木健治 統合思考による特許情報の開示例
オプション2ご参加者は、自社グループの知財部門の方とご一緒にご参加ください
知財経営の実践に向けたコミュニケーションガイドブックの事前のご一読をおすすめしますが、必須ではありません)
統合思考があると認められる特許権の開示例を紹介し、経営計画や価値創造と特許権群の関係について、質疑や対話をします。

ともに、事業会社向けの本セミナーのご参加者に、オプションお申し込みのご案内をお送りします。

2020-2023 WICIジャパン統合報告セミナー 受講者の声

 事業会社向け統合報告セミナー

参加されているみなさんとのディスカッションにより、どのような体制、取り組みを行っているのか、とても刺激になりました

・初回のセミナーを受講したタイミングでは、経営デザインシートを統合報告書に活かすイメージが持てなかったが、全セミナー受講後にはイメージが持てるようになった

構想することが難しい未来についての考え方を学ぶことができた良い機会となった。

・参加者のレベル感に大きな相違がなく、ファシリテーターの方が上手にガイドしてくださり、よい議論が出来た。グループワークや参加者に発言を求めるスタイルは緊張感もあり、双方向のコミュニケーションが取れよかった。

・第一回のセミナーでは、経営デザインシートの各設問を1分ずつ埋めていくことが、時間も足りないうえに、あまり埋めることができず、ただただ難しいと感じました。ですが、一つ一つの講義はどれも興味深い内容でございましたので、講義への参加を通じて、またいろんな企業様とお話しさせていただくことを通じて自社らしさを考え、改めて認識することにもつながり、大変勉強になりました。特に様々な企業の事例を用いて説明してくださるので、なかなか自分では確認しないような海外企業の例など参考にできる部分改善していきたい部分を見つけることができ、楽しかったです。

・講師の方々のご説明が毎回丁寧で、統合報告書作成にあたり必要な知識を俯瞰して習得することが出来た。

・経営デザインシートの作成にあたり、当社事業内容や当社の資源などを言語化し、ストーリーに落とし込むことは難しかったが、当社の強みや経営戦略を理解する良い機会となった。

・海外事例の紹介はポイントを抑えており、当社の統合レポートに足りない新たな視点を知るよいきっかけとなった。

・海外事例等、自社では調べきれない優良事例紹介や重要視しているポイント等をご教示いただいたおかげで、多くの気づきがありました。

・統合報告書=制作物を作る作業ととらえていたのを、統合報告について考えることは経営について考えることなのだと痛感。KDS作成は苦労したが、同僚とああでもないこうでもないと議論しながら、これが実現したら本当にわくわくするような未来になるなと思い、最後は楽しむ気持ちももてた。

•KDSは一人で完結させるものでなく、皆で作りながら多様な意見を集め議論しあうことで、会社の中長期価値をも生み出せるのではないか。

•KDSの考え方は既に統合報告で活用し始めている

・自社のそれぞれのビジネスについての資源や提供価値を再確認する際にKDSを使用することができる。

統合思考とは、価値創造とは何たるやということを、自社をモデルに考え込む機会を通じて考えを深めることができました

・統合報告書が完成したら、1枚ペラに落とし込むことで自己理解を深め、 営業企画部門として統合報告書の社内での活用を促していきたい

・「事業ポートフォリオ」と今年度当行で作成している統合報告書がマッチしているため、改めて当行のビジネスモデルと資源について考える機会となりました。

・部署内でのディスカッションの手がかりの一つとして本セミナーの知見を活用できた一方、作成部署だけでなく、 これを事業サイドの部門とのコミュニケーションへも広げていくことは今後の課題。

統合報告セミナー [事業会社向け] お申し込み

お問い合わせ:
(WICIジャパン事務局) wj-info@wici-japan.com

(運営担当 鈴木健治)wici-j@kval.jp