WICI Symposium 2018 “SDGsの実践に向け統合報告の知見を活かす” | |
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主催 | World Intellectual Capital/Assets Initiative(WICI) |
後援 | 経済産業省(後援依頼中) 国際統合報告評議会 (International Integrated Reporting Council‐IIRC) |
協賛(予定) | 有限責任あずさ監査法人、PwCあらた有限責任監査法人、有限責任監査法人トーマツ、太陽有限責任監査法人、(株)エッジ・インターナショナル、(株)電通、トッパン・エディトリアル コミュニケーションズ(株)、(株)バリュークリエイト、㈱ICMG、他(交渉中) |
開催日 | 2018年11月30日(金) |
会場 | 早稲田大学大隈講堂(大講堂・小講堂) 〒109‐0071 東京都新宿区戸塚町1-104 電話: 03-3203-9746 https://www.waseda.jp/culture/en/facility/ |
総合司会:午前の部 能勢 恵美 氏(MS&AD インシュランスグループ ホールディングス㈱> | |||
9:30-9:35 | 開会の辞 | 昆 政彦 氏 (WICI会長、早稲田大学客員教授、スリーエム ジャパン株式会社副社長) | |
9:35-9:40 | 祝辞 | 風木 淳 氏(経済産業省 経済産業政策局審議官<経済産業政策担当>) | |
9:45-10:15 |
基調講演:「日本型SDGsの展開に向けて(仮題)」/中井 徳太郎 氏(環境省 総合環境政策統括官) 日本政府は2015年の国連総会において全会一致で採択されたSDGsを国策を展開する一つの柱と位置付けた。その中で、SDGsを単に「日本語への翻訳もの」として受け身で取り組むのではなく、その基本精神に戻り、日本を支えてきた社会的価値観と親和させてどのように取り組むのかが問われている。その一つの取り組みとして、環境省がSDGsの採択に先んじて提唱されてきた「つなげよう、支えよう 森・里・川・海」の事例を紹介しつつ、ひとり一人がSDGsにどのように取組んでいったら良いのかを考えることにしたい。 |
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10:15-10:20 |
新たなWICIメンバーとしてどのように貢献するのか(ビデオメッセージ)/Mario ABELA 氏(WBCSD,Director, Redefining Value) |
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10:20-11:30 | Session 1: 成熟期に入った日本経済にとって、起業が果たす社会的役割はますます増大し、注目も高まっている。起業から社会的に認知される一人前の企業になるまでの各段階で、創業経営者であっても、助っ人経営者であっても、自社固有の価値を創造するには、成長発展のいずれの段階にあっても、内外のステークホルダーと対話が事業戦略の適確な立案と遂行のカギを握っている。対話の反復・継続は、手元に潜在しながらも自覚していなかった経営資源を発見し、新たなビジネスチャンスを創るばかりでなく、経営情勢の変化に応じるビジネスモデルの再構築へ結びつくといった効果も生むことになる。期待される対話を促すうえで、わが国が蓄積してきている「中小企業知的資産経営報告」の経験を、統合報告へ展開させる筋道を考える。 | ||
司会者 | 瀧口 匡 氏 (早稲田大学客員教授 ウエルインベストメント㈱社長) | ||
パネリスト | 佐藤 智陽 氏(CEO, Starbase Co.) 明石 英之 氏(CEO メドケア㈱) 石田 正樹 氏(㈱エーアイスクエア 代表取締役) 松田 修一 氏(早稲田大学名誉教授) | ||
11:30-12:30 | Session 2: 今世紀に入りわが国の大企業は20世紀の成功モデルをグローバルに展開することの限界を自覚し始めている。「グローバル化の次はどうするのか?」さらに「サステナビリティ構築へどう取り組むのか?」の模索を余儀なくされている。欧州発のフーチャーセンター活動における先達の展開に学びつつ、地域のもつ底力を軸足に置く「グローカル」のアプローチの可能性を改めて探る一環として、電力供給分野におけるクリーンエネルギーと分散化の潮流を受けての最新事例を取り上げ、地域に根差したオープン・イノベーションの実践の視点を加えて検討し、SDGsの条件を充たしつつ組織と社会のサステナビリティ構築へ向かう努力がいかに「統合」され発揮されるのか、そのエコシステムのありかたを考えていきたい。 | ||
司会者 | 船橋 智 氏 (季風経営研究所 所長) | ||
パネリスト | 船橋 仁 氏(㈱ICMG代表取締役社長) Atem S RAMSUNDERSINGH 氏(CEO, WEnergy Global Pte Ltd) 浅野 大介 氏(経済産業省 商務サービスグループ サービス政策課長 兼 教育産業室長) 岡本 浩 氏(東京電力パワーグリット㈱ 副社長) 久禮 由敬 氏(PwCあらた有限責任監査法人 パートナー リスク・デジタル・アシュアランス部門) | ||
12:30-13:30 | 昼食休憩 | ||
総合司会:午後の部 高橋 範江 氏(KPMGジャパン、WICI Global事務局長、IIRC日本事務局) | |||
13:30-14:30 | 第6回WICIジャパン統合報告開示優良企業表彰
・審査委員長講評
松島 憲之 氏(三菱UFJモルガン・スタンレー リサーチ&コンサルティング チーフアドバイサー)
・WICIジャパン統合報告優良企業賞 表彰式
「統合報告優秀企業大賞」:MS&AD インシュランスグループ ホールディングス㈱
「統合報告優秀企業賞」:味の素㈱、コニカミノルタ㈱、大和ハウス工業㈱、日本精工㈱
「統合報告奨励賞」:シスメック㈱、㈱丸井グループ
・記念撮影・受賞企業代表 挨拶 ・審査委員からの感想と提案(司会進行 宮永 雅好 氏‐東京理科大学大学院イノベーション研究科教授) 松島 憲之 氏 (三菱UFJモルガン・スタンレー リサーチ&コンサルティング チーフアドバイサー)
冨田 秀実 氏 (ロイド レジスター ジャパン㈱ 取締役)、 河口 真理子氏(大和総研調査本部主席研究員) | ||
14:30-15:30 | Session 3: 「価値創造プロセスを統合報告に映し出し、社会的に共有するには」 地球環境問題であれ、他の社会課題への取り組みも、さらには経営の規律確保などは、企業が当然に意識すべき経営課題であるが、 E・S・Gそれぞれを切り出して独立的に取り組むべき事柄ではない。それらが本業やそれを支える強みとの関係で企業の価値創造プロセスに明確に位置付けられて、初めて意味のある取り組となるに他ならない。今や世界の共通語となりつつある国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」への取り組みについても同様である。企業がそのステークホルダーと協働して課題に挑戦するにあたって、それに先立ち明らかにしておくべき「組織の価値創造プロセスをどのように捉えるのか」「組織の価値形成に影響するOutcomeとは何なのか」などの論点を当事者が明らかにし、社会的に共有する仕組みを整えることが喫緊の課題に他ならない。 |
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司会者 | 熊倉 久雄(スリーエム ジャパン㈱) | ||
パネリスト | 仁科 雅弘 氏(内閣府 知的財産戦略推進事務局 参事官) 伊藤 和憲 氏(専修大学商学部教授) 東谷 泰明 氏(本田技研工業株式会社 経営企画統括部サステナビリティ企画部) 安藤 聡 氏(オムロン㈱取締役) 貝沼 直之 氏(有限責任監査法人トーマツ 統合報告アドバイサリー室長) | ||
15:30-15:40 | 休憩 | ||
15:40-16:40 | Session 4: 「CSR/ESG視点からSDGs視点への展開による新たな価値創造への道筋」 欧州における地球環境問題への意識の高まりを一つの契機として企業の社会的責任が問われるようになり、日本を含む先進国おいてこの動きは女性に支えられて拡がりをみせてきた。当初は、コスト増加要因としてしか位置付けられなかったが、地球温暖化が歯止めをかけなければならない深刻な問題であることへの認識が高まるにつれ、企業活動の一環としてこの課題に取り組む態勢が整えられてきている。さらに、その動向を証券投資からも促す「ESG投資」へと展開してきている。このような社会的に大きな影響力を持つ産業界や投資分野における取り組みは高く評価されるが、果たして、‟Leave No One Behind“を提唱したSDGsはCSR/ESG活動の単なる延長線上の取り組みと位置付けることで良いのか、それとも社会の構成員それぞれが他者と連携して問題解決に向かう新たな次元への展開なのかを議論する。 |
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司会者 | 冨田 秀実 氏 (ロイド レジスター ジャパン㈱ 取締役事業開発部門長) | ||
パネリスト | 松原 稔 氏 (りそな銀行 アセットマネジメント部 責任投資グループ グループリーダー‐調整中) 葎嶋 真理 氏 (富国生命投資顧問㈱ 株式運用部 調査グループ ESGアナリスト) Jean-Philippe DESMARTIN氏 (WICI Europe, Head of Responsible Investment、Edmond de Rothschild Asset Management) Asthildur HJALTADOTTIR氏(GRI、Director Regions and Programs Implementation) 新名谷 寛昌 氏(KPMGジャパン 統合報告センター・オブ・エクセレンツ パートナー) | ||
16:40-18:00 | Final Session: 「SDGsの実現に向け価値創造ストーリーを活かすには」 これまでWICIは、IIRCと手を携えながら、統合報告の啓蒙・普及を図ることに相当の成果を積み上げてきた。予てより価値創造プロセスを一つのストーリーとして説明することの大切さを機会あるたびに説いてきた。WICIは設立11年目に入り、これまで推進してきた統合報告の普及も産業界には定着してきた。加えて、本年は東京大学が統合報告書を公表するという新たな展開を見せている。このような背景の下、ステークホルダーとのより実質的なコミュニケーションを通じて、統合報告はさらに進化することが期待される。そのためにこれから一人ひとりが取り組んでいかなければならない事柄を挙げ、参加者と共に考える機会にできればと考えている。 | ||
司会者 | 住田 孝之 氏 (内閣府 知的財産戦略事務局長) | ||
パネリスト | 中井 徳太郎 氏(環境省 総合環境政策統括官) 葦津 敬之 氏 (宗像大社 宮司) 青木 志帆 氏 (東京大学 本部 経営企画部 IRデータ課長) Jean-Philippe DESMARTIN氏 (WICI Europe, Head of Responsible Investment、Edmond de Rothschild Asset Management) Leif EDVINSON氏 (Lund大学教授 知的資本経営の父として ―ビデオ参加) | ||
18:00-18:10 | 閉会の辞 | 花堂 靖仁 (WICI最高顧問、早稲田大学知的資本研究会上級顧問) | |
18:30-20:00 | ネットワーキング・ディナー(リーガロイヤルホテル東京) |
展示コーナー | 大隈小講堂 | |
(CS1) 11:20 -12:20 |
協 賛 団 体 の 展 示 |
協賛団体プレゼンテーションA
「統合報告書とベーシック レポート‐二つのレポートを価値創造に活かす:ベーシック レポート アワードからの提言」 アナリストが全力投球したベーシック・レポートと経営者が価値創造の道筋を描いた統合報告書を、長期投資、そして、社会の価値創造にどのようにして活かしていくか 青井 浩 氏(㈱丸井グループ 代表取締役社長) ㈱バリュークリエイト提供
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(CS2) 12:30 -13:30 |
協賛団体プレゼンテーションB
「起業アイディアを実社会に繋げる:若手起業家のインキュベーション実践術」 若い起業家が自問自答しながら固めつつある事業アイディアとプランを 熱く語ることで社会に問い、協働いただける支援者を募る。 堀田 知也 氏(ZUVA㈱ 共同創業者) 早稲田大学知的資本研究会提供
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(CS3) 14:20 -15:20 |
協賛団体プレゼンテーションC
「ソーシャル・インパクト・ボンドの潮流:社会課題を解決する新たな手法(仮題)」 例えば、国民健康保険の財政責任を負う地方公共団体だけでは解決の糸口が見いだせないような社会的課題へ、社会構成員の余力を持ち寄り挑戦する新たな取り組み。 幸地 正樹 氏(ケイスリー㈱代表取締役) 早稲田大学知的資本研究会提供
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(CS4) 15:30 -16:30 |
協賛団体プレゼンテーションD Open |