2021年10月からのセミナーにつきましては、 WICIジャパン統合報告セミナー〈事業会社向け〉のご案内ページをご参照ください。

世界レベルの統合報告を作ろう!
「経営デザインシート」で価値創造ストーリーを描く

本質追究で企業の個性を表現する統合報告書

開催要領
経営デザインシート活用の統合報告セミナー

  • 主催者:WICIジャパン
  • 開催日時:2021年1月26日~2021年4月23日,1回約2時間 計6回開催
  • 開催場所:ZOOM
  • 対象:統合報告書等を発行している企業・今後の発行を検討している企業、自社の価値創造やその表現、IRに関わりたい個人
  • 募集人数:10~30名程度
  • 受講費用(全6回分,消費税込み):
      非会員 1枠4万円(1企業から2名まで)
     企業会員 1枠2万円(1企業から2名まで)
     個人会員 1万円/1名
     
     1企業からのお申し込み数の上限を2枠4名までとさせていただきます(3名は2枠となります)。

開催趣旨
事業会社向け統合報告セミナー

 国際的に、日本企業の統合報告書は評価が低く、もどかしさがあります。

 WICIジャパンでは、投資家、事業会社、作成支援会社(制作・アドバイザリー)それぞれの会員が集まり、国内外の統合報告書、非財務開示などの動向を調査研究し、今の日本の統合報告書に何が足りないのか、深掘りしてきました。

 投資家は、企業の個性や目指している未来を読み取ろうとしています。それなのに、企業は、誰に、どんな価値を提供しようとしているのか、そのために、社内外のマテリアルな資源とビジネスモデルをどう関連させようというのか、統合報告で開示しきれておりません。

 この現況に変化をもたらすために、本セミナーでは、全6回で、「目指している未来が伝わる統合報告」のコア部分について、本質を追究する新しい思考方法、作成方法を体験いただきます。

 セミナーでは、内閣府公表の「経営デザインシート」を、WICIなりにアレンジしたツールを使い、未来を描く(構想する)ための対話と納得を積み上げていきます。

 統合思考や経営デザインシートを使いこなし、自社の存在感と個性が伝わる価値創造ストーリーを描きます。

 パーパスを振り返ることで統合思考を仕上げ、マテリアリティーを考えていきます。さらに意欲的な方には、パーパスや全体として提供したい価値との関係で、未来の事業ポートフォリオをどうしていくべきなのかという経営の軸を思索し、表現する体験をしていただきます。

本統合報告セミナーのゴール
ESG, SDGs, 環境, CSV, 無形資産などの要素を価値創造ストーリーに向けて統合し、共感による投資家との長期的関係構築(IR)を実現する

  1. パーパス・オリエンテッド(目的志向)で改めて経営をデザインし直し、それを統合報告に反映する。
  2. 統合報告書において世界水準のマテリアリティと統合性を表現する。
  3. 経営デザインシートを使った生産性と深さのある対話を実感する。

ESG: Environment, Social and Governance
SDGs: Sustainable Development Goals
CSV: Creating Shared Value

統合報告セミナー[事業会社向け] お申し込み (受け付け終了しました)

お問い合わせ:
(WICIジャパン事務局) wj-info@wici-japan.com

プログラム
WICIジャパン統合報告セミナー[事業会社向け] 

(講師の敬称略,演題、ワーク等は変更の可能性があります)

  • 各回とも時間帯は18:30~20:30です。
第1回
2021年 1月26日(火)
演 題 経営デザインシートで描く自社の将来
講 師 住田孝之氏、高橋佳子氏
ワーク 参加者の所属する自社の経営デザインシートを作成する。
第2回
2021年 2月10日(水)
演 題  知的資産を見つけ出し、価値創造に向けて表現する
講 師 船橋 仁氏、登内大輔氏
ワーク 知的資産と価値創造に注目して、作成した経営デザインシートのさらに未来の経営デザインシートを作成する。
第3回
2021年 2月22日(月)
演 題 海外事例から学ぶ アフターコロナで求められる3つの開示ポイント
講 師 三代まり子氏
ワーク 他社の統合報告からその会社のKDSを作ってみて、当該会社の人とディスカッションする。
第4回
2021年 3月9日(火)
演 題 中長期的観点を持って重要な事業部門ごとに(仮にでも)KDSを創った上で、全社視点に立ち戻り、統合的にパーパスを振り返って、マテリアリティーに向けた深い社内対話を実践する
講 師 伊藤武志氏
ワーク 作成した自社のKDS群から自社のパーパスを振り返り、マテリアリティを考える。余裕がある参加者は、アンゾフの成長マトリックスを活用し、KDSの「Cこれから」を具体的に描いてみるのも良い。これが難易度が高い場合には、まずは「Bこれまで」の自社の成長の振り返りをマトリックスに描いてみて頂くのも良い。
第5回
2021年 3月29日(月)
演 題 パーパスと事業ポートフォリオを統合させ、提供価値を深掘りし、自社の全体を貫く価値創造ストーリーを表現する
講 師 鈴木健治氏
ワーク バックキャストしながら価値創造ストーリーを文章にする。さらに、その価値創造ストーリーをどう継続的にモニタリングするか、目標と主要な結果(OKR)を定める。
第6回
2021年 4月23日(金 )
成果発表会 質の高い統合報告に向けて
作成した経営デザインシートを使いながらグループ毎に発表
コメンテーター(調整中): 住田孝之氏、高橋佳子氏、東谷泰明氏、永柳雅康氏、(機関)投資家の他、WICIメンバーから参加予定
  • 各回とも、座学(講義)は1/3から1/2程度です。毎回ワークがあります。
  • 各回、ワークの他に課題があり、意欲的な方に次回発表頂きます。
    第1回 ワークで作成した自社の経営デザインシート(KDS)を完成させ、さらに、構想した未来が到来したときの状況を想像する。
    第2回 作成した経営デザインシートを使って、自社のパーパスや将来構想を社内で話し合い、事業部へのヒアリングを行い、事業ごとの複数のKDSを作成する。
    第3回 海外等参考事例を1つ選んで、または探してきて、良いところを抽出し自社の改善ポイントを探る。事業単位のKDSを増やせたら増やす。
    第4回 「経営デザインシートのABCDは、事業単位毎に、中長期的に考えるとどのようになるか?」という観点で、ヒアリングや分析をする。複数の事業単位ごとのKDSを並べてみて、導かれる自社の統合性・マテリアリティーを統合報告書の目次(ページ割り)に表現する。
    第5回 自社の全体の価値創造ストーリーを表現する。そのストーリーを継続的にモニタリングするためのOKR(目標と主要な結果)を定め、未来にありうべきデータブックを構成する。第6回の発表内容を社内外の協力を得て完成させる。
  • Zoomへの接続環境はご参加者においてご準備・ご負担下さい。

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WICIグローバル
住田孝之会長からのメッセージ紹介

 統合報告書を公表する日本企業は、2020年は500社を超え、世界でも最多のレベルです。Robert G. Eccles氏(※1)が指摘しているように、その質は世界的に見て低い評価になっていますが、WICI統合レポートアワード2020の審査においては、多くの企業の統合報告において改善がみられており、これからはますます質で勝負の時代となります。

 どこを改善したらいいのでしょう? どの統合報告も同じような目次の構成で、それぞれの項目が縦割り的にブツ切りになっている、それもあって、結局企業固有の価値創造ストーリーとそれを構成するマテリアルな要素、未来に向けた戦略が明確でない、という点が現在の多くの統合報告書の弱点です。

 企業の個性や、その目指している未来を読み取りたいのに、その大事なところを開示しきれていないのです。逆にそれを乗り越えた企業が高く評価されつつあります。

 統合思考で企業の価値創造ストーリーを明確にするためには、自らが何をしたいのか(存在意義・パーパス)、その実現のために、どのようなやり方(ビジネスモデル)で価値創造をしていくのか、そのためにマテリアルな要素(リソース)では何か、ということをわかりやすく結びつけて説明することが求められています。

 本セミナーでは、これらを明確に意識できる「経営デザインシート」(内閣府が2018年に公表※2)を活用しながら、企業がパーパスを明らかにし、将来の価値創造のやり方、それに必要なリソースを描く方法を体得していきます。

 このシートは、企業の個性や文化、価値観の現れである「実現したい価値」を強く意識し、そこを出発点にバックキャスティング的に価値創造ストーリーとそれを実現するための戦略およびリソース配分の全体像をデザイン(構想)する強力な手段であるとともに、社外のステークホールダーとの対話のツールとして活用できることです。

 そうした対話などを通じて、統合報告の質を徐々に向上させることが期待されます。統合報告の質が高まれば、投資家の視野が、目先の利益の実績ばかりでなく、より未来の価値に向けられるようになるでしょう。

 このセミナーを通じて、統合報告の質を高め、経営全体をさらに望ましいものに変革していくきっかけをみなさんがお持ち帰りになることを期待しております。

※1
WICI創設時メンバー。IIRCでも活動。SASBを設立。Harvard Business School教授。
https://www.sbs.ox.ac.uk/about-us/people/robert-g-eccles

※2
首相官邸HP
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/keiei_design/siryou01.pdf