プログラム
9:30-9:45 開会の辞 Prof. Stefano Zambon(WICI Chair)
9:45-9:55 祝辞 福本 拓也 氏 (経済産業省 経済産業政策局 産業資金課長兼新規産業室長-交渉中)
9:55-10:20 基調講演 「統合報告の次の歩み(仮題)」
Ms. Liz Prescott (Technical Director;Projects and Stakeholder Support、IIRC)
10:20-11:20

Session 1: 「日本における統合報告の展開~現状と課題~(仮題)」

IIRC が<IR>への取り組みを世界に呼びかけて3 年が経過しようとしている。日本は最も熱心に<IR>に取り組んできており、本年については300 社を超える統合報告書が公表されると見込まれている。この段階で、どういう目的で、どの読者を対象に統合報告書を作成するのかを再確認しておきたい。その際、財務情報と非財務情報の繋がりをどのように考えるか、統合報告書の公表による企業内外の効果をどのように評価するかなどの残された課題について、発行体の作成責任者、主たる利用者である証券アナリスト、作成アドバイザー、およびESG開示を含め経営の誠実性を問いただしてきたコンサルタントに登壇いただき、率直な意見交換に取り組んでもらう。

コンカレント
セッション

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司会者三代まり子 氏(RIDEAL代表)
パネリスト 安藤 聡 氏(オムロン㈱ IR および広報担当執行役常務)
松島 憲之 氏 (三菱UFJ モルガン・スタンレー証券 チーフリサーチアドバイサー)
齋尾 浩一朗 氏 (KPMG 統合報告アドバイサリーグループ パートナー)
薗田 綾子 氏(㈱クレアン代表取締役)
11:20-12:20

Session 2:「Outcome 分析に基づきステークホルダーと企業価値を共創する‐丸井グループの実践(仮題)」

IIRC のフレームワークに何故outcome の概念が持ち込まれたのか?投資家をはじめとして企業内外のステークホルダーは、それぞれが企業活動において如何に位置づけられ、どのように扱われているかのデータが提供されることを通してはじめて企業とどのように係るかの意思決定を行うことになる。そのためには、各ステークホルダーが企業に期待するものが何かを企業自ら解析し、寄せられている期待に企業がどのように応えようとしているのかを説明しなければならない。成熟した消費市場における新たな価値創造の機会を何処に見出し、どのように企業価値を共創しているのか?丸井グループを事例として取り上げ関係者と共に徹底的に分析する。

コンカレント
セッション

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司会者佐藤 明 氏 (バリュークリエイト㈱ パートナー)
パネリスト 青井 浩 氏 (㈱丸井グループ 代表取締役社長)
青木 英彦 氏 (メリルリンチ日本証券㈱ 調査部 マネージングディレクター)
貝沼 直之 氏 (有限責任監査法人トーマツ 統合報告チームリーダー)
久禮 由敬 氏 (PwC あらた有限責任監査法人、パートナー)
12:20-13:15昼食休憩
13:15-14:15
第4回WICIジャパン統合報告開示優良企業表彰
・審査委員長 松島 憲之 氏(三菱UFJ モルガン・スタンレー証券 チーフリサーチアドバイサー) 講評
・WICIジャパン統合報告優秀企業賞 表彰式
「統合報告優秀企業大賞」-該当企業なし
「統合報告優秀企業賞」-伊藤忠商事株式会社、MS&AD インシュアランス グループ ホールディングス株式会社、
                                    オムロン株式会社、日本精工株式会社
「統合報告奨励賞」-日立化成株式会社
<審査委員からの感想と提案>
内山 哲彦 氏 (千葉大学教授)、冨田 秀実 氏 (ロイド レジスター ジャパン㈱ 取締役事業開発部長)、 本多 淳 氏 (WICI ジャパン上席研究員)、 光定 洋介 氏 (産業能率大学教授)
14:15-15:15

Session 3:「事業統合で誕生した企業グループにおける統合思考経営への展開‐MS&AD ホールディングスの実践~(仮題)」

異なる企業文化の下でそれぞれの最適経営を追求してきた複数の組織が人為的に結合されるM&A や経営統合は、持株会社傘下の事 業会社が自らの運営・維持の効率追求を盲進させ組織の硬直化を生み経営の阻害要因となる「サイロ問題」と同様な結果を生む可能性が る。こうした課題を克服し、企業内の各組織を有機的に結び、組織間のコミュニケーションを向上させる一つのアプローチとして統合報告を 活用することが考えられる。この課題に挑戦し、統合思考経営への道を開いたMS&AD ホールディングス(株)の取組みについて、指揮した 経営者、作成支援のコンサルタント、企業分析アナリストおよび長期思考投資家がそれぞれの立場で語る。

コンカレント
セッション

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司会者 花堂 靖仁 氏 (WICI ジャパン特別顧問)
パネリスト 藤井 史朗 氏 (MS&AD ホールディングス㈱ 取締役 副社長執行役員)
鈴木 行生 氏 (㈱日本ベル投資研究所 代表取締役 主席アナリスト)
井口 譲二 氏 (ニッセイ・アセット・マネジメント㈱ 株式運用部担当部長)
宮永 雅好 氏 (㈱ファアルコン・コンサルティング CEO)
15:15-16:15

Session 4:「CSV 経営にどのように統合報告を活かすのか (仮題)」

ESG 開示こそがCSR を履行した証であるとされ始めている。しかし、地球環境保全、人権擁護等の社会課題への取組み、経営の規律確保 が解決すべき喫緊の課題であるとしても、その取組み成果があれば、企業の社会責任が果たして遂行されたことになるのか?昨年、国連サ ミットで採択された「持続可能な開発のための2030 アジェンダ」を支える柱として「持続可能な開発目標(SDGs)」として17 の項目が挙げら れたことにより人々の意識はさらに拡散しかねず、改めて組織内外とのコミュニケーションを図る統合報告の活用を考える時期になっていな いか?また、「持続可能な開発」はそれを実践する人々の文化的基盤とどのように関わるのかも隠れたテーマとして議論する。

コンカレント
セッション

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司会者 冨田 秀実 氏 (ロイド レジスター ジャパン㈱ 取締役事業開発部門長)
パネリスト 笹谷 秀光 氏 (㈱伊藤園 常務執行役員)
河口 真理子 氏 (㈱大和総研 主席研究員)
Ms. Heather McLeish(新日本有限責任監査法人CCaSS 上席マネジャー)
稲田 美織 氏 (フォトエッセイスト)
Prof. Ahmed Bounfour (President of New Club of Paris、Univ. Paris Sud)
16:15-16:30 休憩
16:30-17:55

Final Session:「WIRF を踏まえて統合思考経営のためにWICI の活動をどのように展開するのか(仮題)」

IIRC は、WICI を含めグローバルに展開する連携組織およびそれぞれの国や地域の開示規制機関と手を携えながら、統合報告の啓蒙・普及を図ってきた。しかし、必ずしも所期の成果は収められていない。その大きな原因は、組織の活動に必須の経営資源を六つの資本概念で説明することを試みながらも、現代の価値創造の鍵を握る「無形の経営資源(Intangibles)」の認識・表現のフレームワークが明確に提供されてこなかったことに求められる。WICI は「知的資産経営」と「EBRC フレームワーク」を母体にまとめられた「WICI フレームワーク」をベースにして、去る9 月末にパブリック・コメントを経て「WICI 無形経営資源報告フレームワーム」を公表した。この活用によって、公開会社にけるショートターミズムに振り回される企業経営から事業のビジネス・サイクルに合わせた中長期的な企業経営への展開を促すとともに、限られ利用可能資源を新たな成長機会をもとめるベンチャー・ビジネスやSMEsにおいても成長を支える価値創造要因を体系的に捉えてデータ化する手法を提供することに繋げたい。
折しも本年11 月より、IIRC の CEO が設立以来の活動を牽引してきたPaul Druckman からRichard Howitt(欧州議会議員)に交代した。今後のIIRC の活動にも変化の兆しが感じられるところから、これからのWICI の役割と活動についても意見を交換する機会としたい。

司会者 住田 孝之 氏 (経済産業省、商務流通保安審議官)
パネリスト Ms. Liz Prescott (Technical Director;Projects and Stakeholder Support、IIRC)
諸永 裕一 氏 (経済産業省 経済産業政策局 知的財産政策室長)
昆 政彦 氏 (㈱3M ジャパン 副社長)
Prof. Stefano Zambon(WICI Chairperson、Univ. of Ferrara)
長友 英資 氏 (WICI Japan 会長, 早稲田大学ビジネススクール客員教授)
17:55-18:00
閉会の辞
長友 英資(WICI Japan 会長)
18:30-20:00 ネットワーキング・ディナー(リーガロイヤルホテル東京 3F ガーデン・テラス)
総合司会: 高橋 範江(WICI)、能勢 恵美(WICIジャパン)

※1 セッション1~セッション4の時間帯に複数のコンカレントセッションを設定し、協賛組織の統合報告へのとりくみ等を紹介する。

コンカレントセッション
  大隈講堂小講堂展示コーナー 大隈講堂小講堂
(CS1)
10:20
-11:20






WICI ジャパン
価値創造ドライバー分科会報告
(CS2)
11:30
-12:30
WICI ジャパン
「学生は統合報告をどのように活用するのか」
(CS3)
14:15
-15:15
協賛団体プレゼンテーションA
(CS4)
15:25
-16:25
協賛団体プレゼンテーションB