WICI of WICI Symposium2011


World Intellectual Capital/Assets Initiative(WICI、http://www.wici-japan.com/)は、2007年の設立以来、企業の価値創造過程について投資家をはじめ広くステークホルダーの適確な理解を促し、合理的な意思決定に結びつけるため、望ましい企業開示のフレームワーク、XBRLタクソノミ、KPIの考え方の整理、業種別のKPI等を開発し提供することを通し、企業の自主的な開示を支援する活動を行ってきております。
先般の金融危機においても証明されたように、企業活動の実態や企業の実力は伝統的な財務報告では表現できない部分が多く、企業活動の本質である価値創造のやり方、社会とのインタラクション、企業統治といった持続性を持つ企業の個性ともいうべき非財務要素が極めて重要です。WICIの活動は、企業経営に関する各種データが電子化され、加工が容易になってきているという環境変化の中で、財務要素と非財務要素を統合して、企業の実質により焦点を当てた統合的報告を目指すものであり、企業活動の将来を見通すことを容易化させるものです。

リーマンショック以降、世界においても、WICIの活動と呼応するように、2010年8月には、企業開示に関与する人々(企業、利用者側の機関投資家、規制・基準設定機関、監査法人など)により、International Integrated Reporting Committee(以下 IIRC)が設立されました。9月には「統合報告フレームワークの討論ペーパ」が示され、広く関係者の意見聴取が始まるとともに、企業による先行的開示のプロジェクトも開始。2-3年以内に新たな枠組みがまとまる見込みです。WICIもIIRCの事務局への支援を含め、そのコンセプトをIIRCを通じてさらに普及させていくことに努めてきております。
統合報告の実践は、企業とステークホルダーとの間で、長期的視点に立った共通の理解を醸成するとともに、内部管理と外部説明の一貫性を向上させることにもなり、意思決定の妥当性とスピードを高めることにもつながります。同時に、企業の本業部分により焦点を当て、既存の開示資料の重複が整理され、企業の情報作成コストの合理化も図られることが期待されます。

こうした新しい世界の動きを踏まえ、12月1日に、第4回となるWICIシンポジウム2011を、「統合報告時代における戦略的企業経営」の統一テーマのもと開催することとなりました。
内外から関連する分野の牽引者である方々にお集まりいただき、深い議論を通じて日本らしい考え方を世界にインプットしていくための場になれば、と考えますので、ぜひご参加くださいますようお願い申し上げます。


                               World Intellectual Capital/Assets Initiative
                                   会長                  住田 孝之
                                   プロモーティング・パーティー        平塚 敦之
                                              同          花堂 靖仁

 

主催

WICI World Intellectual Capital/Assets Initiative

早稲田大学知的資本研究会

 

後援

経済産業省

 

協賛

あらた監査法人あずさ監査法人新日本有限責任監査法人太陽ASG有限責任監査法人有限責任監査法人トーマツORACLEジェイ・ユーラス・アイアール株式会社

 

日時

2011年12月1日(木)

 

会場

早稲田大学 小野記念講堂(小野梓記念館(27号館)地下2階)

交通案内 http://wasedabunka.jp/about/acces

 

定員

160名

 

参加費

無料

※事前申込制  応募者多数の場合は、抽選とします。